繰り返し記号の入力

 和文の表記には文字の繰り返しを示すための様々な記号がある。文字としては習わないし、読み方も定まっておらず、辞書にも載っていないが、業界用語としては踊り字とか重ね字とか畳字とかよばれ、一般的な「文字」(かな、漢字、アルファベットなど)とは別の「記号」として分類されているようだ。パソコンの文字入力で、「々」記号が使いたい箇所なのに「々」の読み方がわからず手が止まってしまう、などという問題はまま生じるが、その都度、たとえば<ひとびと➡人々>と打って「人」を消し「々」だけ残して使う、という迂遠な方法で回避し、この問題を忘れてしまう。「々」はまだましだが、「ヽ」とか「ゝ」、あるいはそれらの濁点付き(ヾやゞ)になるともうお手上げである。
 
 この種の「記号」の入力には次の方法がある。

1.日本語入力のメニューで「絵文字と記号を表示」を選び、記号パレットから該当の記号を選択する。
2.日本語入力メニューで「Unicode16進数入力」を選び、⌥キーを押しながら該当記号のUnicode(4桁)を入力する。(当該記号のUnicodeを知っておく必要がある!)

(参考)
繰り返し符号/繰り返し記号の表がよくまとまっていて分かりやすいので参照されたい。