徘徊雑句27(花鳥15)
細さざ波を光は掃きて疾はしるべし 厳いかつかる鵜の碧眼へきが … 続き…
Wonder on Wonder
細さざ波を光は掃きて疾はしるべし 厳いかつかる鵜の碧眼へきが … 続き…
草木そうぼくの命の匂い死の匂い ガジガジと炎熱囃はやす蝉幾万 片 … 続き…
アオサギが、田植えが済んだばかりの早苗田で大きな魚を獲り、呑み込もうとしている。水の … 続き…
空蝉や嫁ぎたる仔の部屋寥ひろし 耄碌の夢魔煮凝りて目膠めやに滲む … 続き…
母雉キジの脚元に雛ひなら多童おおわらわ [1] 早苗田の覚束なげに吹かれを … 続き…
握りしめたる辛夷こぶしやうやう緩みあり 恐キョーと啼く鵯ヒヨドリは … 続き…
蛞蝓なめくじやアンモナイトの夢を曳き 懸命の足掻あがきは見せず鴨急ぐ
下闇に蝉穴あまた冥き口 顰しかめたる瞼こじ入る陽の眩し 微風立ちさ … 続き…
山吹の黄濃く光集めたり それぞれの花それぞれに虫招き … 続き…
春の雪重し枯れ葦耐へず折れ 鷹に狩られ翡翠カワセミもはや夢にでず(注) 雄雌 … 続き…
鉄塔は茜に溶けて闇滲む 緑黒に銀漲みなぎり鵜羽広ぐ 鵜ら並び暗 … 続き…
街路樹を光の鎖イルミナシオン捕縛せり 樹きの睡り苛さいなむ電飾明滅す … 続き…
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