MacTips:Safari ポップアップ画面の制御

 Web画面で付随的な情報をポップアップ画面で表示しているサイトはままある。表示されるのが広告だったり、関連サイトへの誘導入口だったりすることが多いが、探している情報のページそのものである場合もある(注1)。Safariでは、ポップアップ画面の表示はブロック(抑止)がデフォルトになっているが、これを許可するには、次の3つの方法がある。

1.検索フィールドのポップアップブロック解除ボタン
ポップアップ画面を表示しようとすると、検索窓(URLの入力フィールド)に「ポップアップウインドウがブロックされました」とエラーが表示され(注2)、検索窓の右端にポップアップブロック解除ボタン(添付図参照)が現れるので、それをクリックすると、その時に限り表示が許可される。

2.特定のサイトを指定してポップアップウインドウを許可
「設定」メニューのなかの「Webサイト」設定を選択し、左ペインのオプション一覧から「ポップアップウインドウ」を選ぶ。右ペインに「現在開いているWebサイト」のURL一覧が表示されるので、許可したいWebサイトのURLを選択し、「許可」を指定する(注3)。このサイトに対して永続的な許可が与えられる。

3.デフォルトの変更
Safari全体でのデフォルト値は、上記と同じ「Webサイト」設定の「ポップアップウインドウ」設定で、右ペイン最下部の「これ以外のWebサイトでのデフォルト設定」で「ブロックして通知」「開かない」「許可」のいずれかを指定する。

参考図:検索窓の右端に表示されたポップアップウインドウ・ブロック解除ボタン
ポップアップブロック解除ボタン

注1.ポップアップウインドウは広告に使われるケースが多く、Web閲覧への注意が乱されがちになるのを防ぐために、表示をブロックしたり、目立たぬ形でポップアップウインドウがあることを示したりするように制御する手段が各ブラウザで用意されている。設定の方法は各ブラウザで異なっているので、それぞれのマニュアルを参照されたい。

注2.エラーメッセージはすぐに(1秒足らずで)消えるので、このリンク・ボタンは効かないのか?、と誤解しやすい。リンクボタンを何度押しても当該情報が表示されない場合、ポップアップウインドウのブロックが指定されているなら、検索窓にポップアップウインドウがブロックされていることを通知するメッセージが表示される。検索窓右端のポップアップブロック解除ボタンはずっと出ているので、タイミングを逸することはない。

注3.指定できる選択肢は「許可」「開かない」「ブロックし通知」の3つ。