はじめは、徘徊の途中で一瞬見かけた青い小鳥の翔び去る姿だった。すぐにカワセミだと分かった。細い川の土手道で、川は清流でもなかった。川面すれすれを目で追えぬ速さで飛び、見失った。この辺りにも生息しているのだとわかってからは川沿いを歩くとき、自ずと注意して探すようになり、稀にではあるが、本当に見つかり、飛び去った先までそろりと追ってはまた見つける、というようなことが重なっていくうちに、ハマってしまった。そして、ある池の周りを小一時間ほども探せば、かなり高い確率で見つけられ、写真にも撮ることができるとわかると、徘徊があてずっぽの彷徨ではなくて、カワセミ撮りの中毒症とでもいうべきものに変質していった。道草を食いつつあてもなく歩き回る無償の行為ではなくて、なにやら報酬を求めるさもしさが混ざるようになってしまったのだ。しかし、今月はじめからその池からカワセミが消えた。10日経っても20日経っても現れない。もうすぐ消えて1ヶ月だ。禁断症状をやり過ごすには、撮り溜めた画像を編集するぐらいしか手立てがない。理由はわからないが、春先から秋まで、その池からカワセミが消えるのはここ数年の通例なので、辛抱強く再臨を待ちながら編集を続けていきます。未編集の素材はたっぷりとある。
カワセミ百態#23
5分12秒
カワセミ百態#24
3分49秒
カワセミ百態#25
3分31秒
カワセミ豆知識
雌雄の識別
カワセミのメスは嘴の下側が朱く、オスは黒い(上と同じ色)。遠目では見分けにくいが、上空を見上げたときなどにはっきり識別できる。
補足
上記以外のクリップもあるので、ご覧下さい。 石井克典チャネル➡️