徘徊雑句6(夏から秋 3) 2021-02-062020-09-16 炎天を呪うがごとし百日紅さるすべり 白鷺の濃きあおみどろ掻き混ずる 渇水の瀬を嘆きしや翡翠かわせみは 耕作の止みたる畑野葛くず制す 徹頭徹尾、目玉さえ赤、蜻蛉とんぼ照る 秋の陽や翅透き身透き目玉碧あお 数え切れずフェルミ推定信ずるや 西日射す漣さざなみに鳥紛れたり
炎天を呪うがごとし百日紅さるすべり 白鷺の濃きあおみどろ掻き混ずる 渇水の瀬を嘆きしや翡翠かわせみは 耕作の止みたる畑野葛くず制す 徹頭徹尾、目玉さえ赤、蜻蛉とんぼ照る 秋の陽や翅透き身透き目玉碧あお 数え切れずフェルミ推定信ずるや 西日射す漣さざなみに鳥紛れたり