徘徊雑句38(花鳥26)

  

鵜は水面蹴り蹴り蹴りて離水せり

犬陰嚢イヌフグリ無礼なる名を知らず咲く
畦道のイヌフグリ 

廃屋の学寮燃え落ち夢覚むる
葛に覆われた廃屋

  
追い越されまた越され知る脚の萎え
 
乱射さる薬莢のごと堅果散り
散乱するドングリ

廃田に若木繁りて芽吹きあり
廃田に繁る若木の林

椿落ち蟻は総身に花粉浴ぶ
薮椿

光彩陸離、黄砂入り栗と変はり果て 上空を見上げるカワセミ
風に吹かれるカワセミ    

空に鳥追へどまたたきのに消ゆる 上空を舞うトンビ

  
吠えられて如何いかがはしかる人となり