PreviewアプリにOCR機能があるのを知った。macOS Monterey(ver.12、2021年リリース)で導入された機能だというから、3年以上も宝の持ちぐされをしていた訳だ。現在のバージョン(Sequoia, ver.15)では、活字なら100%に近い認識率で、手書き文字でも楷書なら実用に耐える認識率だ。
例えば、写真に看板の文字が写っているとすると、その写真(画像データ)をPreviewで表示し、ツールメニューから「テキスト選択」を選んで、画像の中の文字部分をカーソルで指定すれば、OCR処理して文字コードにコード化してくれるのだ。看板の文章が異国語だったら、つづけて翻訳もできる。
iPad+ApplePencilの組み合わせでScribble機能が実装されたのが2022年(参照)で、その後のAIの目覚ましい進歩のなかでは、驚くには当たらないかもしれないけれど、地味ながら実用的な機能だ。
追記
この機能はなんとは写真アプリにも実装されていた。しかもPreviewより操作が簡単だ。表示された画像に文字が含まれていると、それをカーソルでなぞるだけでOCR処理されるのだ。横書きでも縦書きでも、認識できる。画像が傾いていても自動的に補正し、OCR処理する。