いつのまにか、Mac版Googleかな漢字変換がAppleSilicon(注1)に対応していた(過去記事Google日本語入力が使えない,Google日本語入力問題の顛末参照)
MacOSの次期バージョン(MacOS 27、今年の秋にリリース予定)ではRossetta2(注2)のサポート終了が予告されており、ときどき古いアプリを起動したときに、「次期OSからこのアプリは使えなくなります」、という旨の警告が出ることがあって、そういえばGoogleかな漢字変換はどうなのだろう、と不安になって調べてみたのだ。添付の通り、いつのまにかちゃんとAppleSilicon対応版にアップデートされていて、一安心ではある。わたしのリクエストが功を奏したのだ(盛りすぎか)。
Googleからは特に発表や通知はなかったので、いつから変わったのだろうとプログラムのタイムスタンプを見ると今年の3月21日となっている。ニュースを調べてみると実際には2月にリリースされていたようで、その後マイナーなバグ対応などがあったのだろう。そのころから、かな漢字変換の挙動が微妙に変わったよう感じていたのだが、これのせいだったか。何がどう変わったか具体的に指摘できないのだが、変換確定のつもりで打ったスペースが1文字分の空白になったり、変換の区切り方に違和感があったり、など。かな漢字変換の機能はAIの応用がおおいに期待できる分野なので、さらに賢いツールへの過渡期として受け止めている。エッジAIで、ユーザのすべての変換例を学習できるし、文脈からの推測も利用できるはずだから、かなり高い変換効率が望めよう。
添付:アクティビティモニタのスクリーンショット
注1 Apple Silicon
Apple社独自設計のプロセッサーの総称。iPhone, iPad, Mac, AppleTV, AppleWatchなどApple製品の頭脳部品。Macでは 1990年代から2010年代までIntel社製のx86プロセッサーが使用されていたが、2020年代に全くアーキテクチャーの異なる自社設計のプロセッサーMシリーズへ順次切り替えられていった。現行の最新版はM5。
注2 Rosseta2
IntelプロセッサーからMシリーズへの切り替えにあたって、Intelプロセッサー用のプログラムをMシリーズでそのまま(再コンパイルなしで)実行できるようにするために用意された巧妙な仕組みで、いわば正確無比な即時通訳のように機能する。ユーザの負担を極小にして切り替えをスムーズに進める秀逸な仕掛けである。MacはIntelプロセッサーを採用する前にはPowerPCを使っていた。つまりPowerPCからIntelプロセッサーへの切り替えを行った。そのときにはPowerPC用のプログラムをIntelプロセッサーでそのまま実行するRossetaが装備された。Rosetta2はその2代目というわけだ。

