徘徊雑句14(花鳥2)

捨てられしコンテナ深き錆に耐ふ   星座なる妄想の図天覆う 星座から這い出してくる半 … 続き…

徘徊雑句11(冬)

国造り教えたる鳥寒行かんぎょうす         敷石に団栗落ちて朽ちるのみ     … 続き…

カワセミ十二態

 カワセミは撮影素材として人気が高いのであろう、インスタグラムをみると、#カワセミの … 続き…

徘徊雑句9(秋3)

妊はらみたる妻つま護りをり小さき夫つま            蜘蛛空くうへ見えざる糸 … 続き…

徘徊雑句8(秋2)

金銀の穂を煌めかせ秋送る      萱かや原を駆け少年の脚傷多し 風になびきなびきつ … 続き…

徘徊雑句7(秋1)

  電柱を攻めあぐねたり葛くずの秋          梢のみ照り残りたる牧の暮    … 続き…

徘徊雑句3(夏)

 夏     衣脱ぎつつ光りつつ天摩せり    暗緑に酔い青光り夢うつつ     茱 … 続き…

徘徊雑句1(春)

 春   椿白く木下闇の仄ほの明かり      牛飼いの絶えたる原に草生むせり    … 続き…

テキストとイメージ

 カメラを新調してから、散歩に携行して、道すがらの花や虫や鳥やを撮ることが増えた。興 … 続き…