徘徊雑句7(秋1)

 
電柱を攻めあぐねたりくずの秋    
    
梢のみ照り残りたる牧の暮          残照の梢  
   
破れなき葉を満帆に芭蕉風   秋の光を浴びる芭蕉の葉  
      
痛々し少年の棘よろいたる      栗    
     
木犀の咲きそめ深呼吸促しむ            開き始めた金木犀  
     
木犀の金ひしめきて息苦し  満開の金木犀  
  
落ち花の金錆びゆけり雨後の道               道に散り敷く木犀の花びら  
  
柿紅葉若葉にまして華やげる 柿紅葉 
     
にぎやかに西日かき混ぜ猫じゃらし             西日を浴びて輝く猫じゃらし  
  
嫌われど嫌われど咲き野に満てり   はびこる背高泡立草

画面操作上のヒント
💡横スクロール
本文は横に幅広いので、左右に横スクロールしてご覧ください。
横スクロールするには、本文下部の横スクロール・バーを左右にスライドさせます。

💡サムネール画像
句の下や右にある小さな画像(サムネール画像)にカーソルを重ねると、画像が少し拡大し半透明になります。
画像をクリックするとポップアップ画面が開き、拡大表示されますます。
画像を閉じるには、そのままクリックするか、Escキーを押すか、画像の右上隅のX印をクリックしてください。

💡動画の操作
画像のクリックで短い動画がポップアップしてくる場合もあります。
動画は自動再生しますが、下部のコントロールバーでも操作できます(ただし無音にしてあるので、音は出ません)。
動画を閉じるには、Escキーを押すか、画面左上隅のX印をクリックするか、動画の枠外をクリックしてください。