徘徊雑句7(秋1) 2021-02-062020-10-28 電柱を攻めあぐねたり葛くずの秋 梢のみ照り残りたる牧の暮 破れなき葉を満帆に芭蕉風 痛々し少年の棘鎧よろいたる 木犀の咲きそめ深呼吸促しむ 木犀の金ひしめきて息苦し 落ち花の金錆びゆけり雨後の道 柿紅葉若葉にまして華やげる にぎやかに西日かき混ぜ猫じゃらし 嫌われど嫌われど咲き野に満てり
電柱を攻めあぐねたり葛くずの秋 梢のみ照り残りたる牧の暮 破れなき葉を満帆に芭蕉風 痛々し少年の棘鎧よろいたる 木犀の咲きそめ深呼吸促しむ 木犀の金ひしめきて息苦し 落ち花の金錆びゆけり雨後の道 柿紅葉若葉にまして華やげる にぎやかに西日かき混ぜ猫じゃらし 嫌われど嫌われど咲き野に満てり