翡翠の背の光疾く水面突く
辛夷なる柔毛の蕾花包み
痴呆るなと励ますがごと木瓜紅し
雛の餌を猟る川蝉の眼の険し
競り咲きて競り散る花や悔い深し
(注)雲雀の囀りの聞きなしに、「利がつく、利がつく、利に利がつく」というのがある、と子供の頃に聞いた。
借金に苦しむ百姓の嘆きか、濡れ手で粟の高利貸の高笑いか、複利の恐ろしさ(例、コロナ禍の感染者の増加)
への警告か。
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