徘徊雑句1(春) 2021-02-062020-08-06 春 椿白く木下闇の仄ほの明かり 牛飼いの絶えたる原に草生むせり 早苗田を渡るそよぎも幼かり 筍の十日も経たたで人の丈 風の道の真中まなかに揺るる蜘蛛の陣 血を吐きて呼びたるに妻現れず 舐め尽くすべき荒涼の涯てしなし 揚雲雀あげひばり高き奈落へ墜ちゆけり (注)ポップアップ画面を閉じるには、右上のX印をクリック(またはEscキー)。
春 椿白く木下闇の仄ほの明かり 牛飼いの絶えたる原に草生むせり 早苗田を渡るそよぎも幼かり 筍の十日も経たたで人の丈 風の道の真中まなかに揺るる蜘蛛の陣 血を吐きて呼びたるに妻現れず 舐め尽くすべき荒涼の涯てしなし 揚雲雀あげひばり高き奈落へ墜ちゆけり (注)ポップアップ画面を閉じるには、右上のX印をクリック(またはEscキー)。