テキストとイメージ

 カメラを新調してから、散歩に携行して、道すがらの花や虫や鳥やを撮ることが増えた。興味をそそる場面に添えるキャプションを考えているうちに、五七五に括ると座りがよいことに気づき、面白がって続けている。もともとが視覚的な画像を説明する言葉の連なりなので、それだけ取り出しても言語表現として自立することは難しい。とはいえ、シャッターを押す前から、アングルを調整したりフォーカスを絞ったりするのと並行して、ときには先行して、概念やら言葉の断片やらが浮かぶことがないではない。画像を言葉で補強するのとは逆方向に、抽象的な概念へ具体像を与えてみたり、飛躍の距離や着地先の意外性で表現を拡張できないか。
 HTMLで文字テキストと画像イメージを公開しているWebならではの、テキストとイメージの相互依存ぶりを試してみようと、左記の記事では、これまでの単純な同居とはやや異なる共存(連携)手法を採用した。五七五のテキストに添えられている小さい画像(サムネール画像)をクリックすると、精細なイメージがポップアップ表示されるはずである。

 

 徘徊雑句1(春)

 

 徘徊雑句2(春から夏)

 

 徘徊雑句3(夏)