徘徊雑句3(夏)

 夏

 

 

衣脱ぎつつ光りつつ天摩せり 青竹

 

暗緑に酔い青光り夢うつつ 草の葉に止まる蜻蛉

 
 
茱萸ぐみ熟し血膿の袋破裂せよ  茱萸の実 

 
 
芋の葉や風に朝露転がせり 芋の葉

 
 
風を織り光を編みて蜘蛛巣建つ 建造中の蜘蛛の巣

 
 
フィボナッチ数を廻りて陽に灼かる 向日葵の花芯を巡回する蜂

 
 
破れたる翅なお搏ちて花尋ぬ 翅の破れた蝶

 
 
葉にすがる空蝉の背の割けており 空蝉

 
 

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