雉ホロロ2025

 繁殖期にはいった雉が今年も近在の里山に出没するようになった。徘徊しながら耳を澄ますと、あちこちからホロロが聞こえてくる。片耳が聞こえないので方角を正しく把握できず、ぐるりと見回し、思いかけない方角に見つけて息を飲むということがしばしばおこる。よく出現する地点が何箇所かあって、そこを一筆書きに巡る道順が何通りになるのか、日替わりで試し、草叢に雉の姿を探す。鴉は雉と背格好が肖ていて、紛らわしい。遠目に動く黒い影をレンズから覗くと、やはり鴉だったかと確認させられ、舌打ちするこになる。鴉だってじっくりと見れば美しい鳥なのだが、雉の魅力には及ばない。

雉のホロロ
 飽きずに今年もまたホロロの動画を作った。ホロロはホロロで変わり映えはないが、撮れたてではある。たまたま啼き声を拾えていたクリップがあったので、アテレコ風にホロロする場面に当ててみた(YouTubeで見るときは、音量を絞ったほうがよいかも)。

雉のホロロ(音声)
 風切り音が混ざって聞き苦しいですが、こんな声で啼きます。