今年もまた3月下旬から近在のカワセミがすっかり姿を見せなくなり、入れ替わるように雉があちこちで出現するようになった。雉は春から初夏にかけて毎年お出ましになり、盛夏には人里には現れなくなって消える。警戒心が強そうな挙動のわりには結構大胆に畑や田圃に姿をさらし、そのうえ「鳴かずば撃たれまいに」の大声で叫ぶ。たまに番で歩いていることもある。雌は気の毒がられるほど地味で（注）、迷彩が藪にぴったり似合っているので、本当はもっと繁く雄の近くにいるのだけれど派手な雄に注意を奪われて気付かないだけかもしれない。
（注）雉の番の写真を見て、家人が「まあ！、気の毒なほど地味だがー。どうして？」と、驚いた。