徘徊雑句33(花鳥21)
車窓より一瞥ちらり新茶の丸き畝うね 葭切よしきりの声葭原よしはらを埋め尽 … 続き…
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車窓より一瞥ちらり新茶の丸き畝うね 葭切よしきりの声葭原よしはらを埋め尽 … 続き…
AIの進化の恩恵の一例 キーボードからタイプ入力して文字起こしするには二の足を踏む … 続き…
主失せて鯉ら永日游泳す (*1) 風削る水面みなもに光躓ける 可憐なる花の名前 … 続き…
2月の中旬からまた、近在の水辺からカワセミの姿が消えた。もう4年、このパターンが続 … 続き…
蛇屠ほふり動悸執念くくねりをり 蜘蛛空に繊ほそき糸吐き風を耐ふ 蝉は … 続き…
翡翠カワセミ(または川蝉)は夏の季語なのに、私の近所ではここ数年夏には姿を消し、冬 … 続き…
風を掃く茅ちがやの穂揺れ悔いを煽る 止まる樹を決しかねたか蝉迷走 … 続き…
雷いかづちは太き公孫樹イチョウの幹を裂き 水 … 続き…
細さざ波を光は掃きて疾はしるべし 厳いかつかる鵜の碧眼へきが … 続き…
草木そうぼくの命の匂い死の匂い ガジガジと炎熱囃はやす蝉幾万 片 … 続き…
アオサギが、田植えが済んだばかりの早苗田で大きな魚を獲り、呑み込もうとしている。水の … 続き…
空蝉や嫁ぎたる仔の部屋寥ひろし 耄碌の夢魔煮凝りて目膠めやに滲む … 続き…