年: 1978年

・本稿は一九七七〜八に執筆し、コピーを数人の友人に配布した。 ・本稿の手書稿を、二〇 … 続き…

　　註 1　安川定男『有島武郎論』（明治書院版一九六七）による。一九一六年までを「作 … 続き…

　　　補論――「病理」について 　本多秋五は有島武郎をわかりにくい作家であると云って … 続き…

　　５ 　夫人の死の三ヶ月後、父親が胃癌であることが判明する。その日の日記に注目すべ … 続き…

　　４ 　前章まで、おもに有島武郎の「作家前史」（註13）における心性の特徴を概観し … 続き…

　　２ 　克明な有島日記から、その顕著な例をいくつか抽出してみる。　　 &#9332 … 続き…

　１　 　有島武郎は「前史」（註１）の長かった作家である。その理由を自ら弁明したよう … 続き…

　　凡例 一、テキストには、特に断らぬ限り新潮社版全集を用いた。引用に際しては、正字 … 続き…