徘徊雑記
Wonder on Wonder
茅ちがやの若い穂は粗く磨いた銀のみずみずしさで突っ立ち、微風にそよぎ、そよぐときに … 続き…
田んぼの真ん中に巨きな落葉樹が一本だけ立っていて、胴回りは子供三人が腕をまわしても … 続き…
父は左耳が片聾でかたつんぼ、軽い顔面麻痺もあった。 軍隊の烈しいビンタで鼓膜が … 続き…
近所のあちこちに里山が残っている。ただ、もともとの薪採りや堆肥のための落葉集めの林 … 続き…
これまで経験してきた記録媒体の種類をリストにしてみると、結構長くなる。紙テープ、パ … 続き…
英字という奇妙な言葉が流通しているが、もちろんアルファベットのことで、まあ英語の世 … 続き…
よく絞った濡れタオルを小さく畳んでシリコン製の器に入れ、電子レンジで30秒加熱する … 続き…
日課のように、近所の小さな公園へ越冬中の鴨を見に行く。今日は寒く、浅い池は全面凍っ … 続き…
近くの公園の池に今年も渡り鳥が来て越冬している。小さな池なのに、年々、数が増えて、 … 続き…
百姓仕事はどれも苛酷だが、藺草いぐさ刈りはその最たるものだろう。よりによって、梅雨 … 続き…
現代詩手帖12月号が届いた。アマゾンは避けて、版元の思潮社に直接注文していたものだ。 … 続き…
葉が散って裸木が寂しいのを賑やかすにしてはまだ早いだろうに、もうクリスマス気分を煽 … 続き…
切り株をみるたびに目を背ける。背けると同時に禁忌に引き寄せられるように惹かれる。胴 … 続き…
今年の秋は、樹の葉の枯れ方が異常だ。台風24号は強風を伴ってこの地を縦断した。台風 … 続き…
路上に散り敷く花に気づき、見上げれば、葛くずの花盛りであった。密生した篠竹の藪が道 … 続き…
芳香に誘われて見廻すと、やや遠くに金木犀があり、風上ではないので意表を突かれた。あ … 続き…
植物の体内時計の正確さには驚かされる。今年も、彼岸花が正確に咲いた。酷暑や豪雨やに … 続き…
宇多田ヒカルのアルバムを聞いていて、Wait&Seeに、「変えられないもの … 続き…
蔟という文字がある。訓は「まぶし」、音は「ぞく」。養蚕道具の一つで、大辞泉に「蚕が … 続き…