徘徊雑記
Wonder on Wonder
散歩の途次に見かける鳥たちの姿を並べてみると、名前があやふやなのがたくさんいる。鴨 … 続き…
冬の夕空の茜色は、乾いて澄んだ大気の賜物だろうか。「夕焼け」(夏の季語)とは別に「 … 続き…
少年時代に虫捕りに熱中した経験はないが、散歩の道すがら、虫の姿に引き寄せられ、ケー … 続き…
洗浄機付きトイレを発明した人に感謝は尽きない。大便のたびに、ありがたや、と感謝を捧 … 続き…
保育園では夏の午後、昼寝の時間があった。各自が小さな敷布団をもち、広い遊戯室にそれ … 続き…
狭いベランダながら、いくつか鉢植えがある。青紫蘇は夏の間の麺の薬味に欠かせず、極小 … 続き…
公園の芝生で、アゲハチョウが一羽、舞っている。どこを目指しているのか、私を遠巻きに … 続き…
楠くすのきの新芽が芽吹く。閉じてゆるく巻いていたほの赤い若葉が、数日のうちに楕円に … 続き…
茅ちがやの若い穂は粗く磨いた銀のみずみずしさで突っ立ち、微風にそよぎ、そよぐときに … 続き…
田んぼの真ん中に巨きな落葉樹が一本だけ立っていて、胴回りは子供三人が腕をまわしても … 続き…
父は左耳が片聾でかたつんぼ、軽い顔面麻痺もあった。 軍隊の烈しいビンタで鼓膜が … 続き…
近所のあちこちに里山が残っている。ただ、もともとの薪採りや堆肥のための落葉集めの林 … 続き…
これまで経験してきた記録媒体の種類をリストにしてみると、結構長くなる。紙テープ、パ … 続き…
英字という奇妙な言葉が流通しているが、もちろんアルファベットのことで、まあ英語の世 … 続き…
よく絞った濡れタオルを小さく畳んでシリコン製の器に入れ、電子レンジで30秒加熱する … 続き…
日課のように、近所の小さな公園へ越冬中の鴨を見に行く。今日は寒く、浅い池は全面凍っ … 続き…
近くの公園の池に今年も渡り鳥が来て越冬している。小さな池なのに、年々、数が増えて、 … 続き…
百姓仕事はどれも苛酷だが、藺草いぐさ刈りはその最たるものだろう。よりによって、梅雨 … 続き…
現代詩手帖12月号が届いた。アマゾンは避けて、版元の思潮社に直接注文していたものだ。 … 続き…
葉が散って裸木が寂しいのを賑やかすにしてはまだ早いだろうに、もうクリスマス気分を煽 … 続き…