現代詩手帖年鑑

現代詩手帖12月号が届いた。アマゾンは避けて、版元の思潮社に直接注文していたものだ。 … 続き…

木の拷問

 葉が散って裸木が寂しいのを賑やかすにしてはまだ早いだろうに、もうクリスマス気分を煽 … 続き…

木の殺伐

 切り株をみるたびに目を背ける。背けると同時に禁忌に引き寄せられるように惹かれる。胴 … 続き…

風害

 今年の秋は、樹の葉の枯れ方が異常だ。台風24号は強風を伴ってこの地を縦断した。台風 … 続き…

くず

 路上に散り敷く花に気づき、見上げれば、葛くずの花盛りであった。密生した篠竹の藪が道 … 続き…

木犀

 芳香に誘われて見廻すと、やや遠くに金木犀があり、風上ではないので意表を突かれた。あ … 続き…

体内時計

 植物の体内時計の正確さには驚かされる。今年も、彼岸花が正確に咲いた。酷暑や豪雨やに … 続き…

ニーバーの祈り

 宇多田ヒカルのアルバムを聞いていて、Wait&Seeに、「変えられないもの … 続き…

まぶし

 蔟という文字がある。訓は「まぶし」、音は「ぞく」。養蚕道具の一つで、大辞泉に「蚕が … 続き…

猫じゃらし

微かな風と戯じゃれてエノコログサの穂の一群れが揺れ、照りつける熱暑と蒸せかえる凪の息 … 続き…

蛍の光

 薄いみどりを掃いたような黄色い光の粒。ゆらりと揺れながら私の方に飛んできて、ゆっく … 続き…

YouTuberデビュー

初めてYouTubeに動画をアップロードした。 携帯で撮影した動画をPCにコピーし、 … 続き…

煮崩れた鯛の面構え。こちらが喰われそうだ。エイリアンより歯並び悪く、乱杭歯が凶悪。 … 続き…

棘ある植物たち

 栽培種のバラの棘は花と比例するように派手で鋭い。手折る人を威嚇し、花を守っているよ … 続き…

空を舞う鳶

秋の午後、娘が入院しているリハビリ病院から岡南大橋まで歩き、橋の上から、上空高く輪を … 続き…

虫たち

 動いている虫を撮るのは難しい。スマホのカメラでは、対象物とファインダー画面を同時に … 続き…

壁を覆う蔦

京都会館の西壁は蔦に覆いつくされていた。見上げると、そよ風で葉が波打ち、一瞬、さざ波 … 続き…

風のそよぎ

風のそよぎを撮りたい、と繰り返し試みるも、風は透明で写しようがない。野原を渡る風がそ … 続き…