徘徊雑句19(花鳥7)
春の雪重し枯れ葦耐へず折れ 鷹に狩られ翡翠カワセミもはや夢にでず(注) 雄雌 … 続き…
Wonder on Wonder
春の雪重し枯れ葦耐へず折れ 鷹に狩られ翡翠カワセミもはや夢にでず(注) 雄雌 … 続き…
鉄塔は茜に溶けて闇滲む 緑黒に銀漲みなぎり鵜羽広ぐ 鵜ら並び暗 … 続き…
街路樹を光の鎖イルミナシオン捕縛せり 樹きの睡り苛さいなむ電飾明滅す … 続き…
画像にカーソルを重ねると、画像が少し拡大します。カーソルを画像から離すと元の大きさに … 続き…
芽吹く地点をいかに決するや筍は 浮上すか四発の回転翼ローター始動せ … 続き…
捨てられしコンテナ深き錆に耐ふ 星座なる妄想の図天覆う 星座から這い出してくる半 … 続き…
廃校の運動場に雉啼けり 派手な雄地味なる雌に従えり
栃若葉美うましはやくも喰われをり 翠みどり日々増まさり翡翠かわせ … 続き…
翡翠カワセミの背の光疾とく水面みなも突く 辛夷コブシなる柔毛にこげの蕾 … 続き…
カワセミの追っ駆けストーカーになってしまった。 徒歩で行けるカワセミが出没しそうなポ … 続き…
木末こぬれより仄赤らみて寒を越ゆ 山笑い林笑いて悔悟あり … 続き…
頭寒し欅樹冠より落葉す 翡翠カワセミの発ち枯葦のこゆるぎす 鵯ひ … 続き…
炎天を呪うがごとし百日紅さるすべり 白鷺の濃きあおみどろ掻き混ずる … 続き…
裂けたる背に残るたまの緒お捩よじ切れて 墜ち蝉のやがては蟻に曳 … 続き…
群青は幼年の徴しるし褪あせるべし 全身を群青に染む日を夢む … 続き…