徘徊雑句16(花鳥4)

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つくねたる脱衣の湿りに百足ムカデ潜み 
  

藤のさや弾けて豆を蒔きにけり

風光る蜘蛛の巣につくろいの跡見えて 
     
づ梢尽きくうに垂れくず咲けり 
    
亡者焼くほむらの如し曼珠沙華   
六道のはて彼岸花群生す   
死出の旅も一休みなり破れ翅  
死期近し蜻蛉とんぼ憩へり草のさき
カワセミの見上ぐる空に明けの月  
    
根も茎も葉も花も毒曼珠沙華   

彼岸花手折れば苦き汁こぼる     
    
舌打ちす悔悟の苦きいや増せり  
  
  
浅き夢蛸にも眼球急速運動REMのあるならむ