Macの写真アプリ

 Macの写真アプリには起動方法が2種類あるのを知った。1つは普通にアイコンをクリックで、もう1つはoptionキーを押しながらクリック。後者では、アプリ起動時に写真ライブラリーを選択できる。
 Macを新調した時、クリーン・セットアップした[注]。当然、写真データは別途、元のハードディスクから移行しなければならないが、よい方法が分からず何日も空費した。いろいろ捜した挙げ句、この記事にたどり着いて、やっと適当な移行手順が見えた。それまで、いつのまにか数千枚も溜まっていた十数年分の写真を、別フォルダに書き出し、それをあらためて新機の写真アプリに読み込むという方法を試みていたのだが、枚数が多すぎるせいだろうか、読み込みが長時間かかった末に異常終了し、中途半端にしかもまだらに移行されてしまって、立ち往生していたのだった。ライブラリが切替えられるのなら、ライブラリをまるごと旧機から新機にコピーし、写真アプリ起動時にライブラリを切替えれば良い。

 負け惜しみを一つ。
 デフォルトの写真ライブラリは /Users/[ユーザ名]/Pictures/写真 Library.photoslibrary となっていることが、写真アプリの環境設定>一般で確認できるが、なぜかそこでは別のライブラリに指定し直すことができない。環境設定に、「ライブラリの切替」機能をつけるか、せめて「ライブラリを変更するには、optionキーを押しながら再起動せよ」と注記でもしてあれば、いらぬ手間はかからなかったはずなのだ。

[注] 写真アプリの前バージョンにあたるiPhotoアプリの頃から、もう数代のMacを使い継いできて、代替りの都度、写真データは移行してきた。これまでその移行で躓いた記憶が無いのは、移行アシスタントツールにまかせていたからだろう。しかし、移行アシスタントは、ほんとうは要らないゴミまで律儀に移行してしまうので、今回は、必要なアプリはそれぞれ再度導入し、引き継ぐべきデータは個別に移行する、いわゆるクリーン・セットアップとした。新モデルはディスク全体がSSD(半導体メモリディスク)構成になっており、懐の都合で容量を旧機の半分にしたため、余儀ないダイエットであった。