Ethernet接続を手動で切断する方法

 MacOSの最近のバージョン(どのバージョンからか不明、少なくともHighSierra以降で)はメニューバーにEthernetの接続状態アイコンを表示しなくなった。以前はメニューバーに接続状態を示すアイコンが表示され、そこを経由して簡単にネットワークの切断操作を行うことができていたような気がするが[1]、現状で切断には以下の操作を行う必要がある。

システム環境設定
  ↓
ネットワーク
  ↓
Ethernetを選択(左側のサービス一覧から)
  ↓
サービス一覧下部の歯車アイコンをプルダウンし、「サービスを無効にする」を選択
(機能ロック解除に管理者パスワードが必要)

注1.
WiFiの接続状態アイコンとBluetoothの接続状態アイコンは現バージョン(Mojave)のメニューバーに表示され、簡単に接続オフ/オンすることができる。いまやEthernet(有線LAN)はもう主流ではなく、WiFi(無線LAN)接続が当たり前という世の中の状況を反映しているのかも知れない。

注2.
このメモを書こうとして、接続状態のアイコンのソースを探し回った。メニューやヘルプの説明文などに普通に使わているので、きっと絵文字の一種として登録されているだろうと見当を付けたのだが、見つからない。ググりまくった末、システムが使うアイコンの多くが、
 システム/ライブラリ/CoreServices/CoreTypes.bundle/Contents/Resources
というフォルダにあることまでは分かったけれど、接続状態のアイコンはそこにも見あたらない(WiFiも、Bluetoothも)。どこに保管されているか、検索し回っているうちにアイコンのpngイメージだけは取得できたのだが、あっというまに半日が経ってしまうし、しかもイメージのままでは文の中で文字(や絵文字)として使うには大きすぎるのだった。初歩的な、あるいは基礎的な知識の欠如を改めて思い知らされ、意地になって調べた。

Ehernet接続状態アイコン  

Wi-Fi接続状態アイコン   

Bluetooth接続状態アイコン 

一つのアイコンを表示するだけなのに、縁の下ではなかなか面倒くさいことをやっているんだなあ。

注3.
そもそもなぜEthernetをオフにしたかったか、その理由も付記しておいたほうがよかろう。一代前のMacも併用しており、そちらに古いメールが残っているが、メール・アプリを停止して、もう1年近くになる。古いメールを検索する必要が生じ、旧機のメール・アプリを起動したら、サーバーに残っている未受信のメールを大量に受信し始めた。大部分がジャンクメールで、スパムやフィッシングも大量に含まれている。慌ててネットワークを遮断しようとしたのが、事の発端であった。有線LANのケーブルを引き抜けば、それで済むことではあったのだ。道草ばかり食っている。